薬用シャンプーの効果
「毛が生える」と具体的に効能をうたっている薬用シャンプーはありません。
いろいろなメディアから、素晴らしい宣伝文句とともに薬用シャンプーは売り出されています。 ところが、薬用シャンプーのメーカーのホームページを見て、効能書を読んでも「発毛」や「育毛」といった効果は書かれていません。
薄毛が気になりだすと、まず薬用シャンプーという発想になりがちですが、実際には「毛が生えてくる」というような具体的に効能をうたっている薬用シャンプーはありません。
CMのイメージですと、薬用シャンプーを使えば毛が生えてくるような感じがします。
しかし、これはイメージだけなのです。
薬用シャンプーの機能は毛髪や頭皮にダメージを与えずに汚れや皮脂を取り除くだけです。
そして、もし、本気で髪の毛を生やしたければ、薬用シャンプーと同じメーカーが販売する育毛剤を使う必要があるとメーカーは宣伝しています。
薬用シャンプーで毛が生えてくるというのは幻想なのです。
CMのイメージでこのような幻想を刷り込まれてしまっています。
シャンプーは毛髪と頭皮の洗浄剤です。それ以上でもそれ以下でもありません。
リンスはシャンプーで痛めた髪をコーティングをする化学物質を含んだ溶液となります。
仮にシャンプーやリンスに育毛成分が含有していても髪の生産拠点である毛母細胞まで浸透して効き目を発揮するのはとても考えにくいことです。 成分の大半は頭皮直下の角質層にすら届くことなく洗い流されるだけです。 このように考えると薬用シャンプーに高価な金額を出すのは、「発毛・育毛」の近道とは言えません。
但し、今使用している高価な薬用シャンプーに手ごたえを感じている方だけは例外です。
手ごたえを感じているものを、変える必要はありません。
また、薬用シャンプーでも洗いすぎはよくありません。
シャンプーは1日1回で、2度洗いしないでください。たくさん使うと頭皮を痛めます。
手に取って泡立てて、頭皮をマッサージするように洗いますが、1分で十分です。
すすぎは2分くらいかけてきちんとシャンプーを流してください。
また、リンスをつけるとしたら髪につけてください。リンスは頭皮につけないでくださいね。
このように薬用シャンプーやリンスの正しい効果を知ることで、発毛・育毛の正しい選択をすることができます。 「薬用シャンプーで毛が生えてくるというのは幻想です。」
発毛・育毛に取り組むのであれば正しいアプローチが必要となります。
発毛剤・育毛剤について
発毛・育毛に取り組む正しいアプローチは実績のある発毛剤を使うことです。
日本の皮膚科学会のガイドラインが参考になります。
医薬品としてFDA(米国食品医薬品局)から認可をうけている発毛剤は2つです。
ひとつは内服薬プロペシアの成分のフィナステリドです。
それから、外用薬ロゲインの成分のミノキシジルです。
世界で認可を受けている発毛剤はこの二つだけです。
日本の皮膚科学会のガイドラインでもこの二つは強く勧められるというA評価を受けています。
【男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)】(A〜Dの基準)
A段階 フィナステリド内服 ・ ミノキシジル外用 B段階 自毛植毛術 C1段階 育毛剤(塩化カルプロニウム、tフラバノン、サイトプリン・ペンタデカン、ケトコナゾール) C2段階 セファランチン D段階 人工毛植毛
A…行うよう強く勧められる B…行うよう勧められる
C1…行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない
C2…根拠がないので勧められない D…行わないよう勧められる
一般的には内服薬のほうが外用薬(塗るタイプ)よりも効果があります。
その為、発毛に取り組むのであれば、まずはプロペシアからのほうがいいでしょう。
血液の20%は脳に運ばれています。その為、毛母細胞に届きやすといえます。
一方、塗るタイプですと、厚い皮膚から毛母細胞までは届きにくいのです。
フィナステリドとミノキシジルは世界各国で実績のある発毛薬です。
しかし、この二つとも医薬品ですので、副作用があります。
副作用は全体の10%未満で、比較的軽度のものですが0%ではありません。
副作用が心配といった方や現実に副作用が出てしまった方は医薬部外品の育毛剤の利用を考えてもいいと思います。
但し、実績から考えると1.プロペシア 2.ミノキシジル 3.育毛剤 となります。





